カテゴリ:カメラ( 5 )
改造カメラ⑤
今回改造したカメラで今度はLPR-Nフィルターを装着して天体撮影してみました。
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沈みかけているオリオン座ですが、M42の赤色がしっかり出てます。
これまでライブビューがないDigital Xは天体撮影で使ったことがありませんでしたが、他機のライブビューに慣れてしまっていると使い勝手が悪かったです。

天体用として改造を始めましたがあまり出番がなさそうなので、本機は赤外線写真専用にすることにしました。AFは効くしそこそこ解像度高く撮影できていたので性能的には十分です。

そうなれば使ってないキットレンズを赤外専用にしたいところですが、フランジ内にフィルターを装着するとEF-Sレンズ特有の出っ張りが邪魔してカメラに装着できません。
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そこで木工旋盤の出番です(^^。久々~。
レンズからマウント部を取り外し、旋盤で邪魔な部分を削り取ります。
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再度レンズに取り付けたらこんな感じ。中の基盤が丸見えですね。
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旋盤できちんと加工すると仕上がりが綺麗です。もちろん問題なくカメラに装着できました。
ワイド側では後玉が後退してくるのでフィルムに接触している可能性がありますが実用上の問題はなさそうです。

以上で改造カメラの話題はこれで一区切りですが、改めてライブビュー付きの改造機が欲しくなったので、ヤフオクで1万ちょっとでEOS kiss X3を入手しました。マジックランタンをインストールして撮影枚数を調べたら2000枚。あまり使われていなかった機体のようで勿体無い気がしますが、今度はこれを天体用に改造していきます。
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by turning_wood | 2015-04-02 22:41 | カメラ | Comments(0)
カメラの改造④
ウッドターニング日記と題していながら、カメラの話が続いて恐縮です。

改造カメラで赤外線写真を撮影するためには、紫外可視領域をカットし、赤外線を透過するフィルターを装着する必要があります。そのフィルターの装着場所ですが、色々なフィルターが試せるようにいつも天体撮影で使っている光害カットフィルター同様にフランジ内装着できるようにしました。一番良いのはイメージセンサの前かもしれませんが、フィルターの種類を変える度にカメラを分解していたのでは大変です。

赤外線透過フィルター用の枠はアクリル板を切削して自作しました。光害カットフィルターを真似て図面を起こし切削機で削り出しました(切削データの作製が未熟で下部の加工が少々雑になってしまいました)。左に写っているのが使用するフィルターの一例です。これをカッターで切って右の枠に貼り付けます。
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写真左の青と緑のがモデルとなった市販のフランジ内装着用フィルター。この改造カメラで天体撮影するときは左上の緑のフィルターを装着します。その右横が自作の空枠、右半分の黒いフィルター2個が赤外線透過フィルターを組み込んだものです(SC64とIR80)。
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カメラに装着したときの様子です。
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3種類のフィルターで家の窓から見える雑木林を撮影してみました。
上から、FUJIFILM SC64、SC70、IR80です。無改造の写真は取り忘れました。
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フィルターの選択(どの波長でカットするか)もそうでが、日差し、ホワイトバランスの設定、画像処理方法などでまた違った雰囲気の写真になります。
色々試行錯誤が必要です。

続く・・・
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by turning_wood | 2015-03-31 23:35 | カメラ | Comments(0)
カメラの改造③
改造したEOS Digital XのAFを確認したところ、若干後ピン気味なものの概ね許容範囲レベルという結果でした。保護フィルターを加工して嵌め込んだガラスが有効に効いているようですが、さらにジャスピンに調整したくなるのが人情です。

どうしたものかと検索してみると、DXはフランジ内のミラーの後ろのネジで自分でピント調整ができるという情報がありました。早速、1.3mmの六角レンチを挿入して廻してみると、反時計回りでピントが前に移動、時計回りでピントが後ろに移動することを確認しました。カチ、カチ・・・とクリック感があったので、無段階調整ではないようです。

廻しては試写を繰り返し無事ピント調整することができました。AFはバッチリです。
どのくらい調整範囲があるかわかりませんが、もしかしたらわざわざガラスを入れなくてもこの作業でピント調整できたかもしれません。ガラスで何か不都合が出たら試してみたいと思います。

早速、FUJIFILM SC64という可視領域が少し残ったフィルターを装着して赤外線写真を撮影してみました。
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絞りf/4.5、露出時間1/400秒、ISO200、露出補正-2
カラースワップ処理

いつも見慣れた風景が違った雰囲気になりますね。
面白そうです。
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by turning_wood | 2015-03-29 23:13 | カメラ | Comments(0)
カメラの改造②
AFの検証の前に、イメージセンサユニットから除いたローパスフィルター、赤外カット/色補正フィルターについて、その光学特性を調べるため分光光度計で透過率(%)を測定してみました。
結果は以下のとおり。
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2種類のフィルターそれぞれ役割は違うようですが、どちらも赤外領域の吸収は認められます。

このチャートを見る限り、天体用途では700nm以上の透過は不用なので、ゴースト対策云々は別にしてローパスフィルターは残しておいても問題ないと思われます。

一方、赤外線写真用途では700nm以上も透過している必要があるので、そのためにはネットの情報通り両方とも摘出する必要があることがわかりました。


続く・・・・
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by turning_wood | 2015-03-27 22:31 | カメラ | Comments(0)
カメラの改造①
もう使わなくなったデジカメEOS Digital Xを天体用改造の実験台にすることにしました。
不要カメラであれば失敗しても惜しくないですから(^^)。
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現在、天体撮影には同じキャノンから天体用として発売されたEOS 60Daを主に使ってますが、改造機の方が赤色が良く出るということなので実際に比較してみようと思ってます。

改造の最終工程は、イメージセンサユニットからローパスフィルター、赤外カット/色補正フィルターを取り外すことですが、その方法はすでに多数の方々が紹介しているのでそれらを参考して行いました。
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天体用であれば青色の赤外カット/色補正フイルターのみ除けば良いようですが、赤外線写真にも興味があるので今回はローパスフィルターともども全摘出しました。
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あとは逆の手順で組み立てるだけですが、フィルターを2枚取り外した状態では、AFが効かなくなる、カメラレンズを使う場合に無限遠が出なくなる問題が生じるとのことでした。天体用で使う場合はそれ相応の使い方がありますが、赤外線写真用で使う場合は非常に使い勝手が悪いカメラになってしまいます。

ちなみに、赤外カット/色補正フィルターを摘出、約1mmほどの厚みがあるローパスフィルターを残す方法では、AFもそこそこ合掌し、カメラレンズでの無限遠も私が常用しているレンズでは問題ありませんでした。天体用途に限ればこういう方法も選択肢の一つかもしれません。

AFを正常に機能効させるためには、除去したフィルターの厚さ分(約1.4mm)を何かで補う必要があります。何か情報がないかと検索してみるとレンズ保護フィルターを流用した方法を発見しました。手持ちのレンズ保護フィルターを調べたら丁度1.4mmのもがあったので、早速解体してガラス切りで切断し、ローパスフィルターがあったところにはめこみました。
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あとは元通りに組み立てれば作業は完了です。

続く・・・・
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by turning_wood | 2015-03-26 22:47 | カメラ | Comments(0)