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雅楽で使う楽器、笙(しょう)の部品を作って欲しいという依頼がありました。今まで永源寺の木地師さんに頼んでいたが、お亡くなりになられたそうで、たまたま私の作品を見ていただいてお話しが来ました。恥ずかしながら笙という楽器は知らなかったので、インターネットで調べました。見覚えのある楽器ですね。

楽器の画像

旋盤で作るのは楽器本体下の丸い部分です。部品の現物を見せていただいたところ、棗の身に似ており、内側の細工もできそううことで、正確な寸法が記載してある図面を頂いてとりあえずサンプルを作ってみることになりました。

その後サンプルが出来上がり(寸法通り作るのは相変わらず難しいです)、そのサンプルを持って笙を作って居られる工房を訪問しました。予め工房は廃校になった小学校の分校を使われていると伺ってましたが、戦前戦後の映画に出てくるような平屋の木造校舎で、同じ市内にこのような長閑で素敵なところがあるとは初めて知りました。
工房では製作途中の笙を見せて頂いたり、色々お話しさせていただきました。また、今回製作したサンプルは図面に正確に作りましたが、意外とアバウトで良い箇所があったり、内部の仕上げは綺麗にするより雑なほど良いとのことでした。最近は仕上げ削りばかりやってましたが、逆に毛羽立たせるにはどうすれば良いんでしょうね(苦笑)。

将来的にはご自分で作りたいとのことで、すでに木工旋盤が1台設置してあり、色々交流できたらと思っております。他にも使える部屋があるようなので、その気になれば木工旋盤教室もできるかもしれません。楽しみです。
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by turning_wood | 2006-10-12 00:18 | Comments(0)